転職

27歳の転職は遅い?1年動けなかった私が年収250万UP

橋口大和(バッシー)

20代後半で初転職した営業職9年目(うち商社4年目)。エージェント+転職サイト併用の18ヶ月で年収350万→600万(+250万)UP。妻とNISA積立・保険見直しで年12万円削減した実体験を「収入改革ラボ」で発信中

「27歳で転職なんて、もう遅いんじゃないか」

💬 「同年代はもっと早くに動いていた気がする。」

💬 「今から動いたところで、いい会社なんて残っていないんじゃないか」

——その不安で足踏みしている気持ちは、痛いほど分かります。私自身が、1年間まったく同じ場所で止まっていたからです。

私が「この会社を出よう」と決意したのは、25歳の夏でした。それなのに、実際に転職活動を始められたのは、その約1年後。26歳になってからです。そして初めての転職で内定を取ったのが、27歳でした。

結果は、年収350万から600万へ。残業は月140時間から30時間台へ。

先に、結論から書きます。

27歳の転職は、遅くありません。

むしろ私が今でもはっきり言えるのは、「遅いかどうか」を考えていたあの1年のほうが、よほど高くついたということです。年収が250万円上がるタイミングが、まるまる1年、後ろにずれたのですから。

この記事は、転職ノウハウをまとめた解説記事ではありません。27歳で実際に初めての転職をした本人が、自分の数字だけで書いています。

📋 この記事を読むメリット

  • 「27歳の転職は遅い」は本当か——25歳で決意し27歳で内定を取った私が、数字で出した答え
  • 私が26歳まで動けなかった1年に、いくらの値札がついていたのか
  • 27歳の転職が「遅くない」と言い切れる3つの根拠(再現性)
  • 年齢を数えて焦るより、今日できる「最初の一歩」」

「27歳、もう遅いかもしれない」と悩んで立ち止まっている時間こそが、一番もったいない
その足踏みを、この記事で終わらせましょう。

今すぐ決めなくてOK。まず「27歳の自分の値段」を知るだけ。

自分にいくらの値段がつくかを知るだけで、漠然とした不安が具体的な現実に変わります。

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▶ 【関連記事】20代後半・初転職の全記録|残業140時間→30時間台・年収250万UPの18ヶ月

この記事は「27歳という年齢の不安」に絞った話です。25歳で転職を決意したきっかけから、応募・面接・内定までの全プロセスは、こちらの看板記事に時系列で公開しています。


【結論】27歳の転職は遅くない。年収350万→600万にした私の答え

この記事でいちばん伝えたい結論から、先に書きます。

27歳の転職は、遅くありません。

私は25歳の夏に「この会社を出よう」と決意し、26歳で転職活動を始め、27歳で初めての内定を取りました。年収は350万から600万へ、残業は月140時間から30時間台へ。特別なスキルも、有名企業の経歴もない、地方勤務の営業でした。

その私ですら間に合ったのだから、「27歳だからもう遅い」は、ほとんどの場合、ただの思い込みだと言い切れます。

そもそも「遅い」という言葉には、客観的な基準がありません。何歳を過ぎたら遅いのか、誰も決めていないのです。にもかかわらず私たちが「遅い」と感じてしまうのは、たいてい年齢そのものではなく、「周りより出遅れた」という自分の中の引け目が正体です。

私にも、その引け目はありました。だから26歳まで1年、動けませんでした。

でも、転職活動を始めてみて、その思い込みは音を立てて崩れました。

転職エージェントの面談で、担当者は私の経歴を見て、こう言ったんです。

「今のあなたの経歴なら、地場企業で450万。転勤を気にしなければ、大手で最大600万円くらいを狙えますよ」

年収350万の自分に、600万という値札がつく。

これは私の願望ではありません。転職市場という第三者が、27歳の私に出した評価でした。

自分では「出遅れた」と思っていた27歳が、市場から見れば「まだ十分に値段がつく若手」だった——この事実を突きつけられて、初めて「遅い」が思い込みだったと気づいたんです。

つまり、27歳が遅いかどうかは、年齢の数字ではなく、今のあなたに市場がいくらの値段をつけるかで決まります。そして27歳は、その値段がまだ十分に高く残っている時期です。

なぜそう言い切れるのか。その3つの根拠は、記事の後半で詳しく掘り下げます。

ただ、こう書くと「あなたはたまたま運が良かっただけでは」と思うかもしれません。

だから先に、私がなぜ26歳まで動けなかったのか——その1年に、いくらの値札がついていたのかを、正直にお話しします。


27歳の転職を「もう遅い」と感じてしまう3つの理由

結論は先に書きました。でも——頭で「遅くない」と分かっても、気持ちがついてこない。それが27歳という年齢のやっかいなところです。

私も25歳で「この会社を出よう」と決意してから、実際に動き出すまで1年かかりました。その1年、ずっと「もう手遅れなんじゃないか」という感覚がまとわりついていたんです。

では、なぜ27歳は「遅い」と感じてしまうのか。当時の私が実際に抱えていた不安を、3つに分解します。

そして先に言ってしまうと、この3つはすべて、転職市場の評価とはズレていました。

理由①:第二新卒でもなく、即戦力でもない「中途半端な年齢」に見えるから

一つ目は、27歳が中途半端なポジションに見えることです。

「第二新卒」と呼ばれるのは、だいたい社会人3年目まで。27歳の私は、新卒で入った会社で5年目に入っていました。もう第二新卒の枠には入れない。かといって、部下がいるわけでも、マネジメント経験があるわけでもない。

「若さで採ってもらえる時期は終わった。でも実力で採ってもらえるほどの実績もない」

——この、どちらの椅子にも座れていない感覚が、「27歳はもう遅い」という思い込みの正体のひとつでした。

でも実際に面談を受けてみると、企業が27歳に求めていたのは、その中間でした。「社会人としての基礎はできていて、まだ新しい環境に馴染める人」。27歳は中途半端なのではなく、その両方を持っている唯一の時期だったんです。

理由②:同年代はもう動いていて、自分だけ出遅れた気がするから

二つ目は、周りとの比較です。

同期がいつの間にか転職していた。SNSを開けば、同年代が「年収が上がった」「働き方が変わった」と報告している。自分だけが、同じ場所で足踏みしている。

私の場合、この「出遅れた」という感覚には、もっと古い根っこがありました。新卒の就活で、最終面接まで進んだ10社連続で落ちた経験です。内定は4社ありましたが、本当に行きたかった会社には一つも届かなかった。「自分は社会人のスタートで出遅れた」という感覚を、27歳になっても引きずっていました。

▶【関連記事】就活で最終面接に落ち続けた私が、転職で内定率75%になれた理由

新卒での連敗を転職市場でどう扱われたのか、その詳しい経緯はこちらにまとめています。

ただ、ここで断言できることがあります。転職市場は、あなたと同年代を比べません。見られるのは「27歳という年齢で、何ができるか」だけ。同期が2年前に動いていようが、その事実が私の評価を1円も下げることはありませんでした。

理由③:スキルも実績もない自分に、値段がつくと思えないから

三つ目が、いちばん根深い理由です。

当時の私は年収350万。残業は月140時間。どれだけ働いても昇給はほとんど動かない環境にいました。そんな毎日を続けていると、こう思うようになります。

「今の会社で価値がない自分に、外で値段がつくわけがない」

資格もない。数字で語れる大きな実績もない。そう思い込んでいました。

でも、これが完全な間違いでした。冒頭で書いた「450万」「最大600万」という金額は、その思い込みを外から壊してくれた数字です。今の会社の評価と、市場の評価は、まったくの別物でした。

自分の値段は、今いる会社の中では絶対に分かりません。外に出して初めて、値札がつきます。


3つ並べてみると、共通点が見えてきます。

この不安はすべて、「自分の頭の中」で起きていたということです。

年齢が中途半端かどうかも、同年代より遅れているかどうかも、自分に値段がつくかどうかも——決めるのは私ではなく、市場でした。そして市場の答えは、私の想像より250万円高かった。

では、その答えを知るまでに1年かかった私は、その1年で何を失ったのか。

次の章が、この記事でいちばん伝えたい話です。


26歳まで動けなかった1年。その1年についた「250万円」の値札

ここからが、この記事でいちばん伝えたい話です。

私が「この会社を出よう」と決意したのは、25歳の夏でした。ある出来事がきっかけで、「ここにはいられない」と腹を括った瞬間がありました。

それなのに、実際に転職活動を始めたのは、その約1年後です。

なぜ、1年も動けなかったのか。理由は3つありました。

動けなかった理由①:既婚だから「失敗できない」と思い込んでいた

一つ目は、既婚という立場でした。

結婚して、守るものができた。普通に考えれば、それは「だから収入を上げよう」と前を向く理由になるはずです。でも当時の私は、逆に受け取っていました。

「家庭があるんだから、下手に動いて失敗できない」と。

転職して年収が下がったら。新しい職場が前より悪かったら。家族に迷惑をかけたら——。守るものがある分だけ、リスクが大きく見えて、現状にしがみつく理由ばかりを数えていました。

しかも、翌年には結婚式を控えていました。妻と新しい人生を始める節目を、転職活動の不安と一緒に迎えたくない。そう決めていたのも事実です。

「既婚だから動けない」。今思えば順番が逆なのですが、当時は本気でそう感じていました。

動けなかった理由②:会社が変わる直前で、判断がつかなかった

二つ目は、ちょうどその時期、会社が事業譲渡されるという話が出ていたことです。

「もしかしたら、待っていれば環境が良くなるかもしれない」

そう思ってしまったんです。今より条件が良くなる可能性があるなら、いま動くのは早計なんじゃないか、と。

結果から言えば、環境は良くなりませんでした。待った先にあったのは、期待していた改善ではなく、変わらない残業と、変わらない給料でした。

これは、あとから何度も思い返した教訓です。「待てば良くなるかもしれない」は、動かない理由として一番もっともらしく聞こえて、一番あてになりません。

動けなかった理由③:残業140時間で、動く体力が残っていなかった

そして三つ目が、いちばん現実的な理由でした。

年収350万・残業140時間。平日は仕事で精一杯で、突然の休日出勤もある。日曜の夜になると、翌週のことを考えるだけで気が重い。転職活動に充てる気力も時間も、動き出す前にすでに尽きていました。

「つらいけど、知っているつらさのほうが、知らない世界よりまだ安全だ」

そんな現状維持の引力に、ずるずると引っ張られていたんです。


その1年で、私が実際に失ったもの

この3つが重なって、私は1年、動けませんでした。

正直に書きます。結婚式を優先したこと自体を、私は後悔していません。あれは必要な時間だったと今でも思います。

ただ——それでも、あの1年には値札がついていました。

計算してみると、こうなります。

動くのが1年遅れた結果
年収350万円のまま(転職後は600万円)→ 差額250万円
残業月140時間のまま(転職後は30時間台)→ 年間で約1,300時間

年収600万になるタイミングが、まるまる1年後ろにずれた。それはつまり、本来手にできたはずの250万円を、受け取らないまま過ごしたということです。

そして、それ以上に大きかったのが時間でした。月110時間分の残業が減らないまま1年。積み上げると約1,300時間——丸55日分を、あの会社に置いてきた計算になります。

決意した瞬間から動いていれば、この250万円と1,300時間は、私の手元に残っていたかもしれません。

「遅い」より高くつくのは、迷っている時間のほう

ここで伝えたいのは、私の後悔話ではありません。

あなたが今、迷っているその時間にも、まったく同じように値札がついているということです。

「27歳で転職は遅いかもしれない」と考えている1年。それは、判断を先送りしているだけのように見えて、実際には年収の差額と、削られ続ける時間を、毎日少しずつ支払っている期間です。

そして残酷な事実があります。待っている間に、年齢だけは進みます。私の場合、動き出したのは26歳、内定は27歳。もう1年迷っていたら、28歳になっていました。

だからこそ、伝えたいことはシンプルです。

「遅いかどうか」を考えるより、「あと何ヶ月、この値札を払い続けるのか」を考えたほうがいい。

では、その1年を経て動き出した私が、27歳で実際に何を手にしたのか。次は、その結果を数字でお見せします。


27歳で内定。年収350万→600万・残業140時間→30時間台になった

1年の足踏みを経て、26歳で動き出した私が、実際にどうなったのか。結果から書きます。

転職前転職後
年収350万円600万円(+250万)
月収手取り17.8万円27万円(+9.2万)
月間残業約140時間30時間台
年間休日120日(休日出勤あり)127日・休日出勤ゼロ
転勤あり得るなし

27歳で内定を取り、この条件で新しい会社に入りました。「27歳の初転職なんて遅い」と1年思い込んでいた人間が、実際に手にした結果です。

絶対に譲れなかった「転勤なし」も、守り切りました。

特に効いたのは、年収の数字よりも手取りが毎月9万円増えたことでした。年収250万UPと言われてもピンと来ませんが、毎月の口座に入る額が9万円変わると、生活は目に見えて変わります。

ただし、楽勝ではありませんでした

誤解してほしくないので、正直に書きます。スムーズにはいきませんでした。

在職中の限られた時間で活動し、書類を出した会社は30〜40社最初の4ヶ月は、書類選考が1社も通りませんでした。

面接までたどり着けたのは、たった4社。活動が終わるまで、18ヶ月かかっています。

それでも、その4社のうち3社から内定をもらえました。内定率にすると75%です。

数字だけ並べると順調に見えるかもしれませんが、実感はまったく違いました。書類が通らない4ヶ月は、「やっぱり27歳では遅かったのか」と何度も思いました。

それでも「27歳は遅くない」と言える理由

ここで言いたいのは、内定率が高かったという自慢ではありません。

私が特別だったのではなく、27歳という年齢そのものに、まだ十分な値段が残っていた——それだけです。

その証拠に、最終的に入社を決めた会社は、エージェントからの紹介ではありませんでした。自分で求人サイトを眺めていて見つけた、転勤なしで600万の会社です。

特別な人脈も、特別な資格もありません。あったのは「27歳という年齢」と「正しい探し方」だけでした。

だから、再現性があります。

▶【関連記事】年収250万UPは「交渉」ではなく「求人選び」で決まった話

年収を上げる決め手になった「求人の選び方」を、実際に使った基準まで具体的に公開しています。

では、なぜ27歳にはまだ値段が残っているのか。次の章で、その根拠を3つに整理します。


27歳の転職が「遅くない」と言い切れる3つの根拠

ここまで私の実体験を書いてきましたが、「あなたの話でしょう」で終わらせたくないので、なぜ27歳が遅くないのかを3つの根拠に分解します。

すべて、私が18ヶ月の転職活動で実際に体験した中から抜き出したものです。

根拠①:27歳は「ポテンシャル」と「実務経験」の両方で評価される最後の時期

転職市場で若手が評価される軸は2つあります。「これから伸びるか(ポテンシャル)」と「すでに何ができるか(実務経験)」です。

  • 24〜25歳:ポテンシャル評価が中心。実務経験はまだ薄い
  • 27歳前後:両方で評価される
  • 30代前半:ポテンシャル評価はほぼ消え、実務経験だけで見られる

私が面談で示された「地場で450万、大手なら最大600万」という金額は、まさにこの二重評価の結果でした。当時の私は特別なスキルを持っていたわけではありません。それでも600万という値がついたのは、「基礎ができていて、まだ伸びしろがある年齢」だったからです。

27歳は中途半端なのではなく、2つの評価軸を同時に使える最後のタイミングです。

根拠②:27歳なら、業界そのものを変えられる

二つ目は、未経験の業界に移れることです。

私は前職でBtoBの法人営業を5年半やったあと、まったく別の業界へ移りました。業界知識はゼロからのスタートです。それでも採用されました。

なぜか。企業が見ていたのは業界知識ではなく、「法人相手に数字を作ってきた経験」という、業界をまたいで持ち運べる部分だったからです。

これが30代半ばだと、「その業界での経験年数」を問われる場面が一気に増えます。業界そのものを選び直せるのは、27歳という年齢が持っている大きな武器です。

年収350万の業界にいたまま頑張り続けるのか、年収600万が出る業界へ移るのか。同じ実力でも、どの業界にいるかで年収は変わります。そしてその移動が許されるのが、20代のうちなんです。

根拠③:27歳なら、時間をかけて「妥協しない選択」ができる

三つ目が、私がいちばん実感した根拠です。

私は18ヶ月かけました。長いです。でも、時間をかけられたからこそ、妥協せずに済みました。

内定は3社もらいましたが、2社は辞退しています。条件が希望と合わなかったからです。「せっかく内定が出たのに」と迷いましたが、断りました。そして最後に決めた会社が、転勤なしで年収600万でした。

もし私が「もう遅い」と焦って、最初に出た内定に飛びついていたら。年収も、転勤条件も、今とはまったく違っていたはずです。

「遅い」と焦ることの本当の怖さは、年齢ではありません。焦りが判断を歪めて、妥協した選択をさせることです。

27歳なら、まだ在職中に時間をかけられます。急いで決めなくていい。この「じっくり選べる余裕」こそ、27歳が持っている最大の強みです。


3つ並べると、共通しているのは「27歳にはまだ選択肢が残っている」ということです。

ポテンシャルでも実務経験でも評価される。業界を変えられる。焦らず選べる。この3つが同時に成立する時期は、そう長く続きません。

そして選択肢が残っているうちに、まずやるべきことは一つだけです。自分にいくらの値段がついているのかを、外に出して確かめること。

私はそれを1年遅らせて、250万円を払いました。同じ授業料を、あなたが払う必要はありません。

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27歳の「もう遅い」を、今日で終わらせる2つのこと

ここまで読んで、「27歳でも遅くないかもしれない」と少しでも思えたなら——その気持ちが冷めないうちに、ひとつだけお願いがあります。

今日、小さくていいので、一歩だけ動いてください。

理由は、私自身が「もうこの年で転職は遅い」と決めつけて、1年動けなかったからです。あの1年に250万円の値札がついたのは、能力の問題ではありません。「明日でいいか」を12回繰り返しただけです。

だから「納得した今この瞬間」に、小さく動くことが効きます。

とはいえ、いきなり「会社を辞めろ」とも「応募しろ」とも言いません。今日やるべきことは、たった2つです。

①「27歳だから遅い」と年齢を数えるのを、今日でやめる

遅いかどうかは、年齢では決まりません。ここまで書いてきたとおり、市場があなたにいくらの値段をつけるかです。

年齢の数字を眺めて焦るのは、今日で終わりにしましょう。焦っても1円にもなりませんが、焦りは判断を歪めます。

②その「市場価値」を確かめる一歩を、今日のうちに踏み出す

具体的には、転職エージェントに無料登録して、面談で「27歳の今の自分は、どれくらいの年収を狙えますか」と聞いてみるだけです。

これは「転職の決断」ではありません。「自分が本当に遅いのかどうかを、数字で確かめる作業」です。

私の場合、その答えは「地場で450万、大手なら最大600万」でした。当時の年収より、最大250万円高い数字です。この1回の面談がなければ、私は「27歳は遅い」と思い込んだまま、あと何年も同じ場所にいたかもしれません。

「でも、初めての転職で、何をどう進めればいいのか分からない」。

その不安も、よく分かります。だからこそ、最初の一歩は、伴走してくれる相手のいる場所から始めるのが一番です。書類の作り方から求人探しまで一緒に進めてくれる環境なら、右も左も分からなくても動き出せます。

残業140時間で消耗していた在職中の私でも続けられたのは、この受け皿があったからでした。

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27歳の転職に関するよくある質問(FAQ)

「27歳の転職は遅いのでは」と悩む方から、よく出る疑問にまとめて答えます。

Q. 27歳の転職は、本当に遅くないですか?

A. 遅くありません。

私は26歳で初めて転職活動を始め、27歳で内定を取り、年収を250万円上げました。転職市場では27歳はまだ「これから伸びる若手」と見られ、実際に面談では年収350万の私に「大手なら600万を狙える」という評価が出ています。

遅いかどうかは年齢の数字ではなく、今のあなたに市場がいくらの値段をつけるかで決まります。27歳は、その値段がまだ十分に高い時期です。

Q. 27歳の転職で、年収は上がりますか?

A. 上がる可能性は十分にあります。ただし「交渉」ではなく「求人選び」で決まります。

私は年収350万から600万へ、250万円上がりました。ただし、年収交渉は一切していません。上がった理由は単純で、「最初から年収600万で出ている求人」に応募して受かったからです。

27歳で年収を上げたいなら、今の会社で昇給を待つより、そもそも給与水準の高い会社の求人に応募するほうが早い——これが私の実感です。

Q. 27歳から、未経験の業界に転職できますか?

A. できます。私自身が、まったく別の業界へ移りました。

私は前職でBtoBの法人営業を5年半やったあと、業界そのものを変えて転職しています。業界知識はゼロからのスタートでした。

企業が見ていたのは業界知識ではなく、「法人相手に数字を作ってきた経験」という、業界をまたいで持ち運べる部分です。ただし正直に補足すると、私は営業という職種は変えていません。職種と業界を同時に変える場合は、難易度が上がることは知っておいてください。

Q. 27歳・既婚でも転職できますか?

A. できます。

私自身、既婚の状態で動き出し、「転勤なし」という条件を守りながら年収を上げました。既婚は「動けない理由」に見えがちですが、本当は「家族のために動くべき理由」です。

むしろ、家庭があるからこそ消耗し続けるリスクのほうが大きい。早めにパートナーに相談して味方になってもらえると、長い活動も心強く続けられます。

Q. 在職中でも、現職にバレずに転職活動はできますか?

A. できます。

私は残業140時間の在職中に18ヶ月活動しましたが、現職にバレずに進められました。転職エージェントを使えば、企業とのやり取りや面接の日程調整を間に入ってもらえるので、働きながらでも無理なく続けられます。

今すぐ辞める必要はありません。まずは働きながら、自分の市場価値を確かめるところから始められます。

Q. 28歳・29歳になってからでは、さすがに遅いですか?

A. 28歳・29歳でも遅くはありません。ただし、待つほど高くつきます。

20代であるうちは、ポテンシャルを評価してもらえる余地が残っています。29歳と30歳では、企業側の見方が変わる場面があるのも事実ですが、「28歳だから無理」ということはありません。

ただ、これだけは正直に書きます。私は25歳で決意して、動き出せたのが26歳。その1年で250万円と、約1,300時間を失いました。

遅いかどうかより、「あと何年、その値札を払い続けるのか」のほうが重要です。27歳の今日が、これから先でいちばん若い日です。


まとめ|27歳の転職は遅くない。高くつくのは迷っている時間のほう

最後に、この記事でいちばん伝えたかったことを、もう一度だけ書きます。

27歳の転職は、遅くありません。

私は25歳の夏に「この会社を出よう」と決意しながら、実際に動き出せたのは1年後の26歳。27歳で内定を取り、年収を350万から600万へ、残業を月140時間から30時間台まで変えました。

「27歳では遅い」と思い込んでいたのは、私自身だけでした。転職市場は、そんなことは一言も言わなかったんです。

要点を、3つだけまとめておきます。

①遅いかどうかは「年齢」ではなく「市場価値」で決まる

27歳は、市場からはまだ「これから伸びる若手」と見られています。年収350万の私に「地場で450万、大手なら最大600万を狙える」という評価が出たのが、その証拠です。

あなたの値段は、今いる会社の中では絶対に分かりません。

②27歳には、まだ「選び直す権利」が残っている

業界を変えられる。職種の経験を持ち運べる。時間をかけて選べる。

私は面接まで進んだ4社のうち3社から内定をもらい、そのうち2社は条件が合わずに辞退しました。焦っていたら、絶対にできなかった判断です。じっくり選べる余裕こそ、27歳の最大の武器でした。

③本当に高くつくのは、年齢ではなく「迷っている時間」

これが、この記事でいちばん伝えたかったことです。

私が決意してから動き出すまでの1年。その1年についた値札は、250万円と、約1,300時間でした。

年収600万になるタイミングが、まるまる1年後ろにずれた。月110時間分の残業が減らないまま1年が過ぎた。時間にすると、丸55日分をあの会社に置いてきた計算になります。

そしてこれは、私だけの話ではありません。あなたが「27歳は遅いかもしれない」と悩んでいる今この瞬間にも、同じ値札が発生し続けています。


正直に言えば、私が今でも唯一悔やんでいるのは、転職そのものではなく、26歳まで動けなかった、あの1年の足踏みだけです。

今は31歳になりましたが、あのとき年齢を言い訳にせず動いて、本当によかったと心から思っています。年収や残業という数字以上に、日曜の夜に気が重くならない毎日と、心の余裕を取り戻せたことが、何より大きな変化でした。

もしあなたが、かつての私と同じように「27歳だから、もう遅い」と立ち止まっているなら——その足踏みを、今日で終わらせませんか。

今すぐ転職を決める必要はありません。でも、「自分が本当に遅いのかどうか」を数字で確かめる一歩だけは、今日のうちに踏み出せます。

私が1年かけて払った250万円の授業料を、あなたが払う必要はありません。

今日のこの一歩を、1年後のあなたが感謝します。


でも、「自分が本当に遅いのかどうか」数字で確かめる一歩だけは、今日のうちに踏み出せます

今日のこの一歩を、一年後のあなたが感謝します。

27歳の自分の値段を知るだけで、漠然とした不安は「次にやること」に変わります。

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橋口大和(バッシー)

20代後半で初転職した営業職9年目(うち商社4年目)。エージェント+転職サイト併用の18ヶ月で年収350万→600万(+250万)UP。妻とNISA積立・保険見直しで年12万円削減した実体験を「収入改革ラボ」で発信中

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