転職

【20代・転職年収アップ体験談】交渉ゼロで350万→600万|年収は「求人選び」で9割決まった【残業140h→30h台】

橋口大和(バッシー)

20代後半で初転職した営業職9年目(うち商社4年目)。エージェント+転職サイト併用の18ヶ月で年収350万→600万(+250万)UP。妻とNISA積立・保険見直しで年12万円削減した実体験を「収入改革ラボ」で発信中

「年収交渉 やり方」「オファー面談 年収アップ」
——転職活動中、こんな検索をしたことはありませんか。

私はありました。何度も。

「現在年収の〇〇%アップを提示する方法」みたいな記事を読み漁って、いつか来る交渉の日に備えていました。

でも結局、一度も交渉しませんでした。

これは、20代で転職し、年収交渉ゼロのまま250万円アップを実現した私の、リアルな体験談です。

26歳で転職活動を始めて18ヶ月年収は350万から600万になり、250万アップしました。
残業は月140時間から30時間台に減り、転勤なし・休日出勤ゼロの会社に入れました。書類応募30〜40社面接4社内定3社内定率75%

そのどこにも、年収交渉の出番はありませんでした。

最終的に入社した会社が、もともと年収も福利厚生も良い求人だったからです。
交渉する必要が、最初からなかったんです。

年収は、交渉テクニックで上げるものではありません。

最初に応募する求人の条件で、9割が決まります

しかもその求人は、エージェントからの紹介ではなく、転職サイトで自分で見つけた1社でした。

📋 この記事を読むメリット

  • 年収が「交渉」ではなく「求人選び」で決まる理由——18ヶ月の実体験から
  • 残業140時間→30時間台・250万UPを引き寄せた、求人票の見抜き方
  • 非公開求人(エージェント)と公開求人(転職サイト)、どちらで何を狙うべきか

まずは「自分の市場価値」「どんな求人が世の中にあるか」を知るところから始めてください。動き出すだけで、選択肢は確実に広がります。

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登録後に無理な勧誘を受けたことは一度もありませんでした。


私は年収交渉を一度もしていない|250万UPは「最初に選んだ求人」で決まった

もう一度、はっきり書きます。私は転職活動で、年収交渉を一度もしていません。

活動を始めたばかりの頃は、「年収を上げる=交渉でもぎ取るもの」だと思い込んでいました。

だから提示額にどう切り返すかをシミュレーションしていたし、年収を上げたいならそれくらいの戦略が要ると信じていました。

でも、蓋を開けてみたら

——交渉の出番は、最後まで一度も来ませんでした。

理由はシンプルです。最終的に内定をもらった会社が、提示の時点ですでに好条件だったからです。
年収も、残業時間も、休日数も、転勤の有無も、私が求めていた水準を最初から満たしていました。
だから「もっと上げてください」と交渉する必要が、そもそもなかったんです。

結果として、私の転職はこう変わりました。

  • 年収350万円600万円(+250万円)
  • 残業月140時間 30時間台
  • 休日出勤:頻発 → ゼロ
  • 転勤:リスクあり → なし
  • 選考結果書類応募30〜40社面接4社内定3社(内定率75%)

新卒の就活では、最終面接で10社すべてに落ちた人間です。

その私が、交渉のテクニックではなく「求人の選び方」だけで、年収を250万円上げました。

ここで一番伝えたいのはこれです。年収は交渉で上げるものではなく、最初に応募する求人の条件で9割が決まる、ということ。
交渉でひねり出せるのは、良くて数十万円です。でも「どの求人に応募するか」を間違えなければ、年収は数百万円単位で変わります。

私の場合がまさにそうでした。交渉に注ぐエネルギーは、最初の「求人選び」に全部かけるべきだった
——18ヶ月かけて、私はそう確信しています。

では、その「求人選び」で私が具体的に何を見て、どう判断したのか。
次のセクションから順番に公開していきます。

▶ 【関連記事】20代初転職の全記録|年収250万UP・残業140時間→30時間台を実現した18ヶ月

書類応募30社・面接4社・内定3社。転職活動の全プロセスを時系列で公開した、収入改革ラボの看板記事です。


私が年収の額面より大事にした「実質時給」という考え方

求人を選ぶとき、私が一番大事にしていた基準があります。年収の「額面」ではありません。

実質時給

——つまり、その給料を稼ぐのに何時間働くのか、という「時間あたりの価値」です。

きっかけは、転職活動と並行してお金の勉強を始めたことでした。
本やネットで学ぶうちに、「年収◯◯万円」という額面だけを見るのは危険だと気づいたんです。

同じ年収500万円でも、月の残業が20時間の人と100時間の人とでは、1時間あたりに稼いでいる金額がまったく違う。
前者のほうが、はるかに「割のいい働き方」をしている。

試しに、前職の自分の給料を、実際に働いた時間で割ってみたことがあります。

月の手取りは17.8万円。出勤は月21日・1日の所定は8時間で、そこに毎月140時間の残業がのっていました。しかも、その残業代は満額は支払われていませんでした。

所定(月168時間)に残業140時間を足すと、月の労働時間は約308時間。

満額の残業代も出ないまま、手取り17.8万円を308時間で割ると——時給は、約580円でした。

愕然としました。当時の最低賃金すら下回る数字です。しかもこれは、頻発していた休日出勤を計算に入れていません。
実際の「時間あたりの価値」は、もっと低かったはずです。「これだけ働いて、この時給なのか」と、画面の前でしばらく固まりました。

そこから私は、求人を「時間あたりの価値」で見るようになりました。理由は、既婚者だからです。給料がいくら上がっても、毎日終電・休日出勤では意味がない。

私が欲しかったのは、お金そのものではなく、お金と時間の両方でした。

時間あたりの価値が上がれば、同じ給料でも働く時間が減る。
浮いた時間を、家族との食事や、副業や、自分のやりたいことに使える。年収の額面より、そっちのほうがずっと大事でした。

この基準で、自分の転職の前と後を比べてみます。

前職は、先ほどの通り月308時間働いて、満額の残業代も出ないまま手取り時給は約580円

今の会社は、残業を含めても月187時間ほどで、手取り時給は約1,440円。しかも残業代はきちんと別で出ます。

ここで間違えてほしくないのは、これは「給与が2.5倍になった」という話ではないことです。給与の額面は、350万円から600万円で約1.7倍。

2.5倍になったのは、実質時給——働いた1時間あたりに手にできる金額のほうです。

同じ1時間を会社に差し出して、前職は約580円、今は約1,440円が返ってくる。
給与の伸び以上に、この実質時給が跳ね上がったことが、私の転職で一番大きな変化でした。

ここが、交渉と求人選びの決定的な違いです。
仮に交渉が成功して年収を数十万円上乗せできたとしても、その会社が残業まみれなら、実質時給はたいして上がりません。

むしろ「残業が少なくて、給料も高い求人」を最初から選んだほうが、時間あたりの価値は桁違いに上がる。

額面の数十万円を交渉でひねり出すより、実質時給が何倍にもなる求人を最初に選ぶ。どちらが効率的かは、計算するまでもありませんでした。

では、その「実質時給が上がる求人」を、私は求人票のどこを見て見抜いたのか。

次のセクションで、実際にチェックした条件を公開します。


残業140時間→30h台・年収250万UPを引き寄せた「高条件求人」の見抜き方

ここからが本題です。実質時給が上がる「高条件求人」を、私は求人票のどこを見て見抜いたのか。18ヶ月の活動で固まった、具体的なチェックポイントを公開します。

私が求人票で必ず見た条件

求人票には情報がたくさん並んでいますが、私は条件を2つのグループに分けて見ていました。
「実質時給(時間あたりの価値)を上げる条件」と、「時給とは別に、絶対に外せない条件」です。

まず、実質時給を上げる3つの条件から。

一つ目給与。見ていたのは「最高額」ではなく「下限額」です。求人票の年収は「350万〜700万円」のように幅で書かれていることが多いです。

多くの人は上限の700万に目がいきますが、入社時はほぼ下限スタートだと思っておいたほうがいい。

だから私は、下限額が今の年収を超えているかを基準にしていました。下限が今より低い求人は、入った瞬間に年収が下がるリスクがあるからです。

二つ目実働労働時間と、残業代がきちんと出るか。実質時給を決める「分母」そのものです。

残業代が1分単位で支給されるか。所定の労働時間に加えて、「みなし残業(固定残業)」が存在するのか。存在するのであれば、それが何時間で設定されているかを必ず確認しました。

ここで一つ、忘れられない経験があります。

転職活動の最初のほうで内定をもらった会社は、実際の労働時間が朝8時半から夜22時。それが平均なんです。

にもかかわらず、その長時間労働は「みなし残業」に含まれていて、残業代は別途出ない条件でした。これでは実質時給は地の底まで下がる。迷わず内定を辞退しました。

「みなし残業」という言葉の裏に何時間の残業が隠れているか、その外で残業代がきちんと出るのか

——ここを確認しないと、前職と同じ「働いても報われない」働き方を繰り返すことになります。

三つ目年間休日数120日以上あるか完全週休2日制か、土日祝休みか。
休日が多いほど、同じ年収でも月あたりの労働日数が減り、実質時給は上がります。
休日出勤が常態化していないかも、ここで見極めました。

この3つを、私は「実質時給が今より上がるか」という一つの問いに束ねて見ていました。

年収の額面が高くても、残業前提・休日が少ない求人なら、実質時給はむしろ下がる。

逆に、年収が今と同じでも、残業が少なく休日が多ければ、実質時給は上がる。

条件を別々に見るのではなく、掛け合わせて「時間あたりの価値」で判断する

——これが18ヶ月で身につけた求人票の読み方です。

そして、実質時給とは別に、絶対に外せない条件が2つありました。

一つ転勤なし。既婚で、これから家族との生活を組み立てていくのに、数年ごとに引っ越す前提の働き方は選べませんでした。
求人票に「転勤なし」と明記されているかを最初に確認し、書いていない求人はその時点で候補から外していました。

もう一つ退職金の有無。これは目先の時給には関係ありませんが、長く働くなら無視できない待遇です。
同じ年収でも、退職金があるかないかで生涯の受け取り額は大きく変わります。求人票や面接で必ず確認しました。

これらの条件は、一つでも妥協すると、結局また同じ後悔を繰り返すことになります。
私は18ヶ月かけてこの基準を固め、すべてを満たす1社に出会うまで、妥協しませんでした。

とはいえ、これだけの条件を満たす求人は、やみくもに探しても簡単には見つかりません。

次に大事になったのが、「そもそも、どの業界・どの会社を狙うか」という絞り込みでした。

同じ業界でも待遇は天と地|"好条件の企業群"の見つけ方

前のセクションの条件——給与の下限・残業の少なさ・休日数・転勤なし・退職金。これを全部満たす求人は、やみくもに探しても、なかなか見つかりません。
私が遠回りしたのも、最初は手当たり次第に応募していたからでした。

きっかけは、家族を通じて「同じ業界でも、待遇が良い会社とそうでない会社がはっきり分かれている」という話を聞いたことでした。

それまで私は「業界」という大きな単位でしか見ていませんでしたが、実際は同じ業界の中でも、企業によって給与も労働環境も天と地ほど差がある。これは大きな気づきでした。

そこで私は、自分で徹底的に調べることにしました。やったことは3つです。

  • 四季報で平均年収を比べる:同じ業界の会社を並べて、給与水準を一社ずつ確認する
  • 企業HPを読む事業内容・経営の安定性・福利厚生をチェックする
  • 求人票を大量に読み比べる:毎日とにかく数を見て、条件の"相場感"を体に入れる

特に求人票は、毎日ものすごい数を見ました。物量をこなすうちに、「この業界ならこの条件が普通」「この会社は明らかに条件が良い(悪い)」という相場感が、自分の中にできていったんです。

そして、給与の高い企業と低い企業を分析していくと、ある共通点が見えてきました。

大手グループの傘下にある会社は給与も福利厚生も高く、オーナー(一族)経営の会社は低い傾向がある、ということです。

最初は「なんとなくそういう傾向だな」という肌感覚でした。でも、なぜそうなるのかを自分なりに突き詰めていくと、3つの理由に行き着きました。

そしてこの3つは、どれも前のセクションで挙げた「実質時給を上げる条件」と、ちょうど裏表の関係になっていたんです。

一つ目は、昇給の"仕組み"があるかどうかです。大手グループ系は、勤続・成果・年齢など複数の要素で昇給が決まります。いわば昇給の"幅"が広い

一方一族経営は、昇給を決めるのが評価者ひとりの主観——その人の判断ひとつで、上がりも止まりもします。

私の前職がまさにそうで、どれだけ働いても昇給は年1,000円。頑張りがルールで給与に反映される"仕組み"が、そもそも存在しなかったんです。

二つ目は、残業代がきちんと出るか=労務管理の体制です。

大手グループ系は、コンプライアンスがとにかく厳しい。研修も頻繁で、残業代は1分単位で支払われます。これは実質時給を守るうえで決定的でした。

一方一族経営では、残業代を抑えるほど経営側の利益になる、という構造が働きやすい。みなし残業などの制度で、残業代が出にくくなっているケースがあるんです。前職の私が、月140時間の残業に対して残業代が満額出なかったのも、突き詰めればこの構造でした。同じ「年収◯万円」でも、残業代が出る会社と出ない会社では、実質時給がまったく変わってきます。

三つ目は、退職金や福利厚生の制度です。大手グループ系は、親会社に準じた制度が使えることが多く退職金も福利厚生も手厚い

一族経営は、ここが薄くなりがちです。同じ年数働いても、退職金の額は大手と一族系で大きく変わる。目先の年収には表れませんが、長く働くほど、生涯で受け取る額に効いてきます。

この3つに気づいてから、求人の見方が変わりました。「経営の形」を見れば、昇給の仕組みも、残業代の出方も、福利厚生の手厚さも、ある程度は予測がつく

つまり、前の項目で挙げた「実質時給を上げる条件」が最初から整っている企業群を、効率よく絞り込めるということです。

一社ずつ求人票を読む前に、まず「どんな経営の会社か」で当たりをつける。これが、遠回りをやめてからの私のやり方でした。

この分析をもとに、狙いを定めました。

大手グループ系の、待遇が良い企業群」×「前職の営業経験が活きる分野」。

この掛け算で応募先を絞ったんです。未経験の分野に飛び込むより、これまでの強みが通用する場所のほうが、選考でも評価されやすいし、入社後も成果を出しやすい。

自分が詳しい分野については、エージェントに業界動向や待遇を聞いて、自分の分析を補強することもありました。

外から見えにくい部分は、プロの情報も使う。こうして、応募する求人の"質"が一気に上がっていきました。

「転勤なし」は、求人票の表記だけでは信じきれなかった

前のセクションで触れた「転勤なし」は、既婚の私にとって年収と並ぶ絶対条件でした。

ただ、求人票の「転勤なし/あり」という表記は、額面通りには受け取れません。
「なし」でも異動の可能性が残ることもあれば、「あり」でも実情はほとんど動かない

——形式上そう書いているだけ、というケースもあるからです。

そこで表記を鵜呑みにせず、自分でできる範囲で裏を取りました。

  • 求人票の「勤務地」欄を読む:「〇〇のみ」か「全国各拠点」かで、転勤の前提はまるで違う
  • 企業HPで拠点を確認する:拠点がどこに何ヶ所あるかで、物理的な転勤の可能性が読める
  • 口コミサイトを見る:「転勤が本当にないか」を、実際に働く人の声から確かめる
  • 面接で必ず聞く:面接まで進んだ企業では、転勤の実態を口頭で必ず確認した

それでも、外から眺めるだけでは埋まらない部分がありました。
「転勤あり」と書いてある会社が、実情ではどうなのか

——その企業ごとの内情です。

ここを直接調べて教えてくれたのが、転職エージェントでした。

担当者が企業に直接確認して、求人票の文言と実態のギャップを教えてくれた。
このおかげで、表記だけなら諦めていた会社まで、候補に入れることができました。

その「求人票の裏側」を、私が実際にどう引き出したのか。エージェントから聞いた具体的なやり取りは、こちらの記事に詳しくまとめています。

▶ 【関連記事】「転勤なし」の求人票の裏側まで教えてくれたエージェント比較|JAC・リクルート・リクナビNEXT

「転勤あり」表記でも実情は転勤なし——担当者が教えてくれた裏側のやり取りを、実例つきで公開しています。

ここまでが、私が18ヶ月かけて固めた「高条件求人の見抜き方」です。

求人票の給与・実働時間・休日・転勤を、ぜんぶ「実質時給が上がるか」という一つの問いに束ねて見る。

そして「経営の形」で好条件の企業群を絞り込む。これだけで、応募する求人の"質"は大きく変わりました。

ただ、ここまで読んで気づいた方もいるはずです。求人票やHPを自分でどれだけ読み込んでも、最後まで分からない情報がある

——その会社の"内情"です。

転勤の実態、残業の実態、職場の雰囲気。
表に出ている条件の「裏側」は、外から眺めているだけでは埋まりません。

そこを持っているのが、転職エージェントです。

求人票の"裏側"

——転勤や残業の実態、職場の雰囲気——は、担当者が企業に直接確認して教えてくれます。

そして何より、まず登録すれば「今の自分にどんな求人が届くのか」という、自分の市場価値そのものが見えてくる。

求人を見極める目を持ったうえでプロの情報を重ねれば、求人選びの精度は一段上がります。

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高条件求人はどこにある?非公開求人と公開求人のリアル

求人を見極める目ができても、次に出てくるのが「で、その良い求人はどこにあるの?」という問題です。

転職の入口は、大きく2つあります。転職エージェントが持つ「非公開求人」と、転職サイトに並ぶ「公開求人」

私は18ヶ月の活動で、この両方を使い倒しました。それぞれの"リアル"を、正直にお伝えします。

非公開求人(エージェント):好条件は多い。でも「転勤あり」も多かった

まず、エージェントしか紹介できない非公開求人。全体のバランスで見ると、好条件の企業はやはり非公開のほうが多い、というのが私の実感でした。

余力のある会社ほど、わざわざ公開して大量の応募を捌かなくても、エージェント経由で必要な人材を採れます。
だからこそ好条件の求人は、非公開のほうに集まりやすいのだと思います。

ただ、いいことばかりではありません。私が見た範囲では、非公開求人は全国転勤のある総合職が多い印象でした。

年収は高くても、転勤あり

——私の絶対条件に引っかかる求人が、かなり混じっていたんです。

だから「非公開求人=即・理想の1社」ではなく、自分の条件(私の場合は転勤なし)で取捨選択する前提で見ていました。

とはいえ、その非公開求人を持っているのはエージェントだけです。
しかも、前のセクションで書いたように、求人票の裏側まで調べて埋めてくれる。

まず非公開求人を持つエージェントに当たることは、選択肢を広げる王道です。

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エージェントしか持たない非公開求人を、登録するだけでのぞけます

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公開求人(転職サイト):玉石混交。でも"お宝"はここにあった

一方、転職サイトに並ぶ公開求人。こちらは間口が広い分、地元志向の企業が多く、労働環境はピンキリです。
条件のいい会社もあれば、入ってみないと分からない会社も、正直に言って玉石混交で混じっています。

でも、だからこそ前のセクションで身につけた「見極める目」が効いてきます。給与の下限・実働時間・休日・転勤、そして実質時給

この目さえあれば、玉石混交の中から良い求人を選り分けられる。
逆に言えば、その目で根気よく探していくと、非公開求人にもなかった"お宝物件"に出会えるんです。

選択肢の幅が圧倒的に広いのが、公開求人の最大の強みでした。

そして——私の最終内定は、まさに転職サイトで、自分で見つけた1社でした。年収も、残業も、休日も、転勤なしも、すべての条件を満たした"お宝"

エージェントからは一度も提案されなかった求人を、自分の手で掘り当てたんです。
あのとき自分で探すのをやめていたら、この1社には出会えていませんでした。

登録して求人を眺めるだけでもOK。

登録して求人を眺めるだけでもOK。エージェントが紹介しない求人やスカウトに出会えます

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※私の最終内定も、転職サイトで自分で見つけた1社でした

だから私がおすすめするのは、「エージェント(非公開)×転職サイト(公開)」の併用です。

プロにしか出せない求人と、自分の目で掘り当てるお宝。この両輪で探すのが、高条件求人にたどり着く一番の近道でした。


さらに上を狙うなら|高年収求人に特化した「JAC」という選択肢

ここまでは、リクルートエージェントと転職サイトを使って「最初の転職」を成功させる話でした。
最後に、もう一つだけ選択肢を紹介させてください。さらに上の年収を、本気で狙うときの土俵です。

それが、JACリクルートメントです。JACは、ハイクラス・高年収求人に特化した転職エージェント。
年収を一段、二段と上げていきたい人が向かう場所です。

正直に書きます。

私自身、転職活動を始めた当時——年収350万円のときは、JACにはほとんど相手にされませんでした。

紹介できる求人がない、と。
でも、転職で年収が600万円に上がった今は、まったく違います。JACは、私にとって最も頼れる存在になりました。

同じ自分でも、年収という"市場価値"が変わるだけで、使えるカードがここまで増えるのか、と実感しています。

この「年収350万で門前払いされた私が、年収が上がって再登録したら世界が変わった」という話は、別の記事に詳しくまとめました。

JACの実際の使い心地が気になる方は、こちらをどうぞ。

▶ 【関連記事】年収350万でJACに断られた私が、年収が上がって再登録した話

JAC・リクルート・リクナビNEXTの使い分けと、年収で変わる"市場価値"のリアルを本音で比較しています。

だから、もし今の年収ではまだ早い、と感じても大丈夫です。

むしろ「いつかJACを使いこなせる自分になる」と目標に置いておく。

本気で年収を上げたいなら、最後に目指す価値のあるエージェントです。

年収UP・ハイキャリアを狙うならJAC一択

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内定後にやったのは「交渉」ではなく「条件の確認」だった

記事の冒頭で、私は「年収交渉を一度もしていない」と書きました。でも、内定をもらってから何もしなかったわけではありません。

やったことが一つだけあります。それは"交渉"ではなく、"確認"でした。

内定の連絡をもらったとき、嬉しさと同時に、こんな不安がありました。「求人票に書いてあった条件で、本当に働けるのか」

年収・残業・休日

——聞いていた話が、入社後に「実は違った」となるのが、一番怖かったんです。だからこそ、ここだけは慎重に確認したいと思っていました。

そこで私は、労働条件通知書を、入社前に書面で出してもらえないかと会社に連絡しました。
いろいろ調べる中で、入社前に労働条件を書面で確認しておいたほうがいい、と知ったからです。

ところが、返ってきた答えはこうでした。

労働条件通知書を入社前にお渡ししたことはありません

会社によっては、そういう運用のところもあるようです。正直、少し不安になりました。

でも、ここで引き下がりませんでした。書面が出ないなら、口頭で確認すればいい。
求人票の内容と相違がないか。残業代はきちんと別で出るのか。気になる条件を一つずつ、自分の言葉で質問して、回答をもらいました。

結果は、求人票の内容と相違なし。

残業代も、しっかり別で支払われる。確認できて、ようやく安心して入社を決められました。そして実際、入社してからも、その確認どおりでした。

ここで強調したいのは、これは「交渉」ではなく「確認」だ、ということです。年収を吊り上げるための交渉ではありません。

「提示された条件が、本当にそのとおりか」を確かめただけ。
最初に好条件の求人を選んでさえいれば、無理に交渉でもぎ取る必要はないんです。やるべきは、条件の"確認"だけ。

もしあなたが内定をもらったら、まずは書面での確認を求めてみてください。

断られても、口頭で必ず一つずつ確認する。それだけで、入社後の「話が違う」を防げます。交渉のテクニックより、よほど大事な一手です。


よくある質問|20代の転職・年収アップ

Q. 年収を上げるのに、年収交渉は必要ですか?

A. 必須ではありません。私は一度も交渉せず、250万円上げました。

交渉でひねり出せるのは良くて数十万円ですが、最初に選ぶ求人の条件しだいで、年収も労働時間も数百万円・数十時間単位で変わります。
力を注ぐべきは交渉より「求人選び」です。

Q. 未経験の業界に挑戦したほうが、年収は上がりますか?

A. 私は「これまでの経験(私の場合は営業)が活きる分野」×「好条件の企業群」という掛け算で選びました。

強みが通用する場所のほうが選考で評価されやすく、入社後も成果を出しやすい。未経験の分野に飛び込むより、再現性が高いと感じています。

Q. 転職サイトと転職エージェント、どちらを使うべきですか?

A. どちらか一方ではなく、併用がおすすめです。

エージェント非公開求人「求人票の裏側」に強く、転職サイトは選択肢の幅が広く"お宝"に出会えます。
役割が違うので、両輪で使うのが高条件求人にたどり着く近道でした。


まとめ|年収を上げる近道は「交渉力」より「求人を選ぶ目」

18ヶ月の転職活動でたどり着いた結論を、もう一度だけ。

年収は、交渉のテクニックではなく、最初に応募する求人の条件で9割決まります
私が年収を350万から600万へ、250万円上げられたのも、交渉が上手かったからではありません。

「求人を選ぶ目」を持てたからでした。

この記事の話を、一枚の表にまとめます。

観点交渉でがんばる求人選びでがんばる(私の方法)
上がり幅額面で数十万円実質時給で数倍(残業140→30h台・+250万円)
必要なもの交渉テクニック求人票を見極める目(給与・実働時間・休日・転勤)
使う媒体エージェント(非公開)+転職サイト(自分で幅広く)
内定後にやること年収を吊り上げる交渉提示条件の"確認"だけ

交渉でひねり出せるのは、良くて数十万円です。

でも「どの求人に応募するか」を間違えなければ、年収も働き方も、数百万円・数十時間単位で変わります。
注ぐべきエネルギーは、交渉ではなく「最初の求人選び」です。

そして、その求人を探すための媒体は、役割で使い分けるのがおすすめです。

媒体役割
リクルートエージェントメイン。非公開求人と、求人票の裏側を引き出す
リクナビNEXT併用。自分で幅広く探し、お宝とスカウトに出会う
JACリクルートメントさらに上の高年収を、本気で狙うとき

思い返せば、26歳で転職活動を始めたとき、年収600万円なんて夢のまた夢でした。
新卒の就活では、最終面接で10社すべてに落ちた人間です。

そんな自分でも、交渉力ではなく「求人を選ぶ目」を持つことで、年収250万UP・残業140時間→30時間台・転勤なしを実現できました。

だから、まずは動き出すことから始めてください。

今の自分の市場価値を知り、エージェントと転職サイトを併用して、プロにも頼りながら、自分の目でも探す。

その一歩が、半年後・一年後の年収と働き方を、確実に変えていきます。

今すぐ転職しなくてもOK。

求人を眺めるだけで、書類を送る価値のある会社が見つかります

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登録後に無理な勧誘を受けたことは一度もありませんでした。

そしてもう一つ。

エージェントの提案だけでは出会えない求人を、自分のペースで探すために、転職サイトのリクナビNEXTにも登録しておくことを強くおすすめします。

私が最終的に内定を勝ち取った会社も、エージェントの提案ではなく、自分でサイトを眺めていて見つけた1社でした。

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エージェントには出てこない求人が、サイトには山ほどあります

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※私の最終内定も、転職サイトで自分で見つけた1社でした

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橋口大和(バッシー)

20代後半で初転職した営業職9年目(うち商社4年目)。エージェント+転職サイト併用の18ヶ月で年収350万→600万(+250万)UP。妻とNISA積立・保険見直しで年12万円削減した実体験を「収入改革ラボ」で発信中

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